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動画課題部門特別賞「知切光歳」賞について

呉出身の先人の中に戦時には脚本家、戦後はNHKの専属ライターとして演劇界で活躍した知切光歳がいます。郷土の偉人 宇都宮黙霖の研究家の第一人者しても有名です。
動画課題部門の中で特にすぐれた作品があった場合は特別賞として「知切光歳」賞を
贈呈します。

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知切光歳(ちぎりこうさい)(1902-1982) 呉市宮原で生まれる。

戦時の厳しい演劇界にあって、昭和十五年に郷土の偉人「宇都宮黙霖」を題材にした脚本でコンクールに入賞。以後、宇都宮黙霖を題材にした3部作の脚本を手がけ、作家としての地域を確立。戦時には移動劇団に関わり、演劇界を支える。徹底した取材をもとにリアルに人間群像を描くスタイルが魅力の作家。戦後は、NHK専属ライターとして活躍するとともに、日本演劇協会事務局、また理事として活躍。「鬼の研究」「天狗の研究」「仙人の研究」など民俗学の研究家としても名前が知られている。

 代表作には「よし町よしや」1971などがある。呉市に関わって

​軍都呉を題材にした作品なども手がけている「左義長(とんど)まつり」「亥(い)の子まつり」と題した呉軍港二部作の他、「山彦」「ともづな」という作品も残されている。

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